1 論文の質を決める内容と形式 いまから50年ほど前に梅棹忠夫が「学術論文の質の向上のために」という文章を書いています。1972年2月16日に講習会で話したものを原稿にしたものでした。『情報管理論』の巻頭にあります。50年経った今でも、たぶん状況は劇的に …

■論文・レポートの「質」:梅棹忠夫『情報管理論』から 続きを »

     1 忘れがたい吉川の論法 吉川幸次郎の『論語』注釈書は、日本での定番になりました。吉川論語とともに、もう一つの定番といってよい注釈書が貝塚茂樹の『論語』です。桑原武夫は自分の『論語』解説の中で、吉川・貝塚の二冊を基本に据えて読んで行ったと記していました。 …

■王道を行く論証:吉川幸次郎の貝塚茂樹『論語』批判 続きを »

        1 「英文法」をモデルに作られた国文法 篠沢秀夫の『フランス三昧』には、日本語の文法についての問題点も記されています。[文法というと頭が痛くなる。日本人に多い反応だ。それというのも「国文法」というものは明治時代に「英文法」をモデルに作られたからであ …

■「主語、述語」概念を日本語文法にどうあてはめるべきか:篠沢秀夫『フランス三昧』から 続きを »

      1 フランス語の書き言葉 岡田英弘が言葉というのは、書く言葉の確立があって、それが話し言葉を形成させていくのだと書いています。『漢字とは何か』に収められている「書き言葉と話し言葉の関係」においてのことです。昨日のブログに、このことについて書きました。 …

■フランス語における書き言葉と話し言葉:篠沢秀夫『フランス三昧』から 続きを »

        1 書き言葉が話し言葉の基礎 岡田英弘は『漢字とは何か』に収められている「書き言葉と話し言葉の関係」で、大切な指摘をしています。[よく錯覚する人がいるが、話し言葉を文字に写すことで書き言葉がつくられるのではない](p.281)ということです。 先に …

■書き言葉が話し言葉をつくる:岡田英弘『漢字とはなにか』から 続きを »

       1 正解の有無が業務と操作の違い 業務マニュアルも、操作マニュアルも、マニュアルであることに違いありませんから、共通する部分は当然あります。必要項目だけを見ることが多く、一版に通読するものではありません。ぱっと見て、すぐにサヨナラするのが良いマニュア …

■業務マニュアルと操作マニュアル:一番の違い 続きを »