1 日本語の論理性 最近、面白いことに気がつきました。むかし、日本語が論理的でないとか、主語がないとか言われたことがありましたが、もはや、そんなことは話題にもならないのです。「象は鼻が長い」という例文など、聞いたことがないということでした。 国語の時 …

■日本語が論理的でないと言われた時代:日本語の問題と記述する人の問題 続きを »

       1 体言と用言の軽視 遅ればせながら高橋太郎『日本語の文法』を購入いたしました。日本語の文法書で評価されている本のようです。何となく、そんな話を聞いたことがありました。しかし関心がなかったのです。もはや日本語の文法の本はいらないなあという感じがありま …

■高橋太郎『日本語の文法』について:現時点の印象 続きを »

        1 小澤征爾と「斎藤メソッド」 小澤征爾氏が2024年2月6日に88歳で亡くなりました。最近の若者のなかには、この世界的な指揮者の名前を知らない人もいます。クラシック音楽の演奏家で、世界的に活躍する人がいても、もはやそうめずらしいことではありません …

■小澤征爾の時代:「斎藤メソッド」とオペラの壁 続きを »

       1 金印は怪しい 「漢委奴國王」の金印は本物であるらしいという話を聞いたことがあると思います。教科書でも本物を前提にしたお話になっていました。参考書でも本物だという扱いです。ところが、たぶん偽物でしょうという声がだんだん強くなってきています。 いまさ …

■「漢委奴國王」の金印は本物か?:「全体としての適切さ」からの判定 続きを »

       1 論争で黒白をつけた方法 論争というものは、必ずしも生産的ではありません。それによって成果を上げるのは、相当難しいという印象があります。宮﨑市定も[立派な論争もあると同時に][鼻持ちならぬ醜論争も行われた]と記していました(『宮﨑市定全集24』p. …

■ビジネスでも使える全体最適の方法:宮崎市定の「文献学的方法」 続きを »

       1 演繹的なアプローチは特別な方法 ある理論をそのまま受け入れて、ビジネスを行うというのは、高度なことです。星野リゾートでは、ビジネス書の言う通りに経営するというお話も聞きましたが、特別な事例だと思います。こうした演繹的なアプローチは、標準的な方法だ …

■ビジネスで大切なのは演繹よりも帰納的なアプローチ:業務の記述が基礎 続きを »

        1 反応がおこるのに必要な水準 閾値(イキチ/シキイチ)という用語があります。反応が起こるのに必要な水準のことです。障碍者の会にいたときに、薬の効き方に、これほど個人差があるのかと思ったことがあります。わずかな薬で十分なほど反応がある人がいる一方、 …

■閾値の発想:飛躍のために必要な仕掛けについて 続きを »

         1 脳とコンピューターの学習法の違い AIが急速な発達・発展を遂げています。文章の要約を自動生成するなど、ビジネスにも大きな影響があることは、もはや間違いないでしょう。機械化によって、いわゆる肉体労働が根底から変わったように、大きな変化をもたらす …

■連想性の学習による「自己組織化」:松本元の講義から 続きを »

       1 目的は絶対 西堀栄三郎は『石橋を叩けば渡れない』で、目的と制約ということを、創造性に関連させて説明しています。タクシーに乗って「八時までに東京駅に行ってくれ」と言うとき、[東京駅へ行くというのは“目的”]であり、目的は[絶対なのです](p.149 …

■西堀栄三郎の創造性開発:目的と制約 続きを »

        1 否定形の形式 日本語の否定形というのは、意外に意識していないもののようです。日本語の否定形はどうなっているのか確認すると、「ない」をつければよいという答えが返ってくることがあります。しかし英語の「not」みたいに、「ない」をつけるだけではうまく …

■体言と用言:活用形の有無について 続きを »