1 無理のある「ポスト資本主義社会」 ドラッカーの『ポスト資本主義社会』は、1992年に書かれました。資本主義が終わり、次にどんな社会がくるか…という本ではありません。[ポスト資本主義社会そのものが、どのようなものとなるかについて予見することは、いま …

■息切れした『ポスト資本主義社会』:ドラッカーも歳をとる 続きを »

      1 どの側面でも一本筋の通ったブレない姿 ドラッカーの『現代の経営』でも、それ以降の著作でも、リーダーに必要な資質として「intgrity」があげられています。この言葉は、ドラッカー自身が定義しにくいと記していました。かつてドラッカーの著作から、どうい …

■インテグリティ「intgrity」の標準的な意味・用法 続きを »

       1 参院選に行くと言い出した若者たち ささやかなサンプルにすぎませんが、1人2人の事例でなくて、10人を超えてくると、気になってきます。まったく関係のない若者が別々に、今回の参院選挙の投票に行くと言い出していました。いままで投票していなかった人もそん …

■若者の投票行動についての印象:驚くべき安倍元総理への高い支持 続きを »

       1 戦略的互恵関係 垂秀夫元中国大使の『日中外交秘録』は、月刊文藝春秋に連載されたものに加筆され、500頁を超える本になっています。一気に読みました。読む価値のある本です。今回、阿古智子東大教授の主催する講演会に参加させていただき、お話を聞いてきまし …

■垂秀夫『日中外交秘録』出版記念講演会に行ってきました 続きを »

       1 「ポスト・インダストリアル社会」 ポスト・モダンという言葉が、かつて流行りました。何となく目新しいコンセプトのような気がしたものです。ところが、その実態は明確にはなっていません。それよりも前に、ダニエル・ベルが『ポスト・インダストリアル社会の到来 …

■「ポスト」考:ポスト・モダンがいまだ存在しない理由 続きを »

        1 1973年の対談「日本宰相論」 論文と比べて対談は気楽なものですから、ときに一筆書きで、一番の基本を語ったものになることがあります。そうした対談を見つけました。『歴史を考える』にある司馬遼太郎と山崎正和の対談です。1973年の対談ですから、50 …

■山崎正和と司馬遼太郎による「日本宰相論」:政治家を評価する視点 続きを »

      1 ビジネス環境の厳しさ 昨年来、サービス業はあまり景気のよい話ばかりではなくなっていました。今年に入ってから、その傾向が明らかになってきた感があります。メーカーやIT企業の方はまだ強かったのかもしれません。しかし、徐々に苦労しだしている感じを持ちます …

■好景気と名君:政治の良否と景気の波について 宮﨑市定『中国史』から 続きを »

      1 講義をノートに記録すること 業務の聞き取りについて、これは簡単なことではないと前回書きました。どのくらい面倒なことなのか、感覚的にわからないという人がいるようです。もっと単純なことの聞き取りをしてみればわかります。業務の理解といったこと以前の問題だ …

■聞き取り訓練の必要性:基礎トレーニング 続きを »

       1 ドイツの近代的な社会保障制度 富永健一『社会変動の中の福祉国家』(2001年刊)を読んでいます。文章は明確で面白い本です。しかし面倒なことになるかもしれません。扱われている内容からいって、この本だけで話が済みそうもないからです。どこまで理解できる …

■経済学と福祉国家:富永健一『社会変動の中の福祉国家』から 続きを »

        1 ルネサンスとは「掘り起こし」のこと 木村尚三郎は1997年刊の『文化の風景』で、ルネサンスをひと筆書きしています。[人間の生き方の典拠を古代ギリシア・ローマに求め、書物の掘り起こしを行い、それらを読んで肥やしとし、市民文化として花開かせた。それ …

■セカンド・ルネサンスの時代:木村尚三郎『文化の風景』から 続きを »