■芦部信喜『憲法』の「はしがき」:簡潔にポイントを示す高橋和之
1 納得のいく内容になった1999年版 憲法の基本書の定番となっているのが芦部信喜『憲法』です。NHKの放送大学テキストだった『国家と法Ⅰ』という入門書の傑作をベースにして一般向け教科書にしたものでした。初版が1993年に出され、最新の第八版が芦部信喜 …
1 納得のいく内容になった1999年版 憲法の基本書の定番となっているのが芦部信喜『憲法』です。NHKの放送大学テキストだった『国家と法Ⅰ』という入門書の傑作をベースにして一般向け教科書にしたものでした。初版が1993年に出され、最新の第八版が芦部信喜 …
1 生成AIで文章作成する効用 生成AIを使って文章を作るということが、最近はめずらしくなくなってきました。技術に関することを専門家の人に聞くと、彼らは生成AIを使って叩き台の文章を作ってくることがあります。間違いがないかの確認して、わずかな手直しするだ …
1 今後も読まれ続けるはずの三上章の本 日本語の文法に関して、圧倒的な存在は三上章でした。日本語の主語概念は、英語などの欧米語における主語概念と違う点から、主語廃止論を提示して、いまや通説に近い考えになっています。いまでも読む価値のある日本語文法の本を …
1 話題になった『国民の歴史』 2024年11月に、西尾幹二先生が89歳で亡くなりました。ニーチェの翻訳ではじめて名前を見た記憶があります。『国民の歴史』が話題になったことがありました。あとがきで、[私は歴史の素人である]と言い、[弱点も欠点も隠しよう …
1 米軍のOODAと自衛隊のIDA OODAループという考え方があります。日本では、あまり知られていませんが、米軍で採用されている意思決定法といわれています。「Observe・Orient・Decide・Act(観察し、方向づけし、決定して、行動する) …
1 日本古代史に対する不満 以前、何でまた日本の古代史などに興味があるのと聞かれたことがあります。材料が少ない中で、どうやって合理的な解釈をして、どんな状況であったかを考えていくのは、とても興味深いことです。日本の古代がどんなだったのか、それ自体、 …
1 20世紀を代表する画家モランディ ご指導いただいている画家の山口実先生から、モランディが20世紀を代表するような画家と評価されるのか、ちょっと不思議な気がするという話を聞いたことがあります。たしかに、そこまで偉大な画家だったのかと、微妙な感じにも …
1 バブルピーク時に書かれた『「耕す文化」の時代』 ふと思い出して、木村尚三郎の『「耕す文化」の時代』を手に取りました。1988年に出た本です。PHP文庫になったのが1992年。バブル経済がピークになったころに書かれて読まれた本ということになります。「日 …
1 ヨーロッパについての知識 かつての日本では、ヨーロッパの先進国に対しての関心がありました。これを当然のように感じていたはずです。ヨーロッパの先進各国の状況がどうであるのか、それに対して日本はまだ遅れているという議論がありました。いまでもあるに違いあ …
1 例年行われる就職説明会 例年12月が近づくと、来期の就職に向けて、業界の主要な会社が集まった説明会が開かれます。業界の紹介と、実際の会社がどんな人材を必要としているのか、入社の条件はどんなものなのか、学生たちは話を聞いて少しはイメージができたよう …